デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

自主魂炸裂! MEATBALL MACHINE(ミートボールマシン)

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「鉄男」粘膜ぬるぬる純愛血まみれサイバー・パンク・バージョン。

MEATBALL MACHINE(ミートボールマシン)」(2005年/山口雄大監督)

謎の生命体に寄生されて、バトル・モンスター「ネクロボーグ」に変態した男女の恋愛スプラッター(いいなあ偏差値低くて←誉めてます)。

CG無し、ワイヤー無し、血糊どしゃぶり。素晴らしい!

たけしの「座頭市」の何が駄目って、血糊がCGってトコ。「ショーシャンクの空に」の雨のように血糊が降り注ぐ本作は、それだけで「合格」です。

少年も少女も容赦なく殺しちゃうあたり、カーペンター魂も入ってます(オリジナルの8mm自主映画には明らかに「要塞警察」リスペクトなシーン有り)。

クリーチャー・デザインは雨宮慶太。まんま破壊砲な肉体砲身が微笑ましい。

海外では数々の映画祭に招待されて話題騒然でしたが、日本は日和見・弱腰・事なかれで公開まで粒粒辛苦でした。あー情けない。