デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

帰ってきた紫のゾンビ・・・出会い頭に告る人たち

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まだロクに打ち解けてもいないのに、居合い抜きのように己を晒す人がいます。

『伊藤さん、ダイコン・フィルムってご存知ですよね』(昔の会社の同僚)

『伊藤さん、私、ディープ・パープルが好きなんです』(昔の取引先)

『伊藤さん、僕、ゾンビが大好きなんですが話す相手がいなくて』(某社営業)

皆、ほぼ初対面の時の会話です。しかも、映画や音楽の話をしていたわけでもないのに、唐突すぎる愛の告白。

人間の評価というものは誠に単純。相手が自分と同じ趣味や病気や性癖を持っていると分かった途端、血を分けた兄弟のようにうち溶け合う、なんて事がよくあります(え?ない?)。

例えば何かのはずみで今までちょっと距離をおいていた人が、

「旧UWF時代の佐山-藤原戦は凄かったよなー」とか、
ボトムズの予告編暗記してるぜ、俺」とか、
スキャンティーズって寺島まゆみ太田あや子とあと一人誰だっけ」とか、
「銃はやっぱりリボルバー。ピースメーカーもいいけど中折れ式がグッとくるな」

なんてことを言ったりしたら、お、こいつとは友達になれるんじゃねーか?なんて思うでしょ? 思うよね(思わない?)。

案外、隣に同好の士がいるかもしれません。ちょいと鎌をかけてみるのも一興かと。

※写真はダイコン・フィルム版「帰ってきたウルトラマン