まずは「悪魔のいけにえ」を忘れましょう。話はそれからです。
「悪魔の沼」
(1976年/トビー・フーパー監督)
トビー・フーパーが何故いけにえの「ドキュメンタリー・タッチ」と真逆のアプローチを試みたのかは謎ですが、これはこれで味わいのある映画です。
そもそもジャンルが違うので比べること自体が無意味。いけにえは恐怖映画ですが、沼は怪奇映画です(強いて一括りにするなら「たちの悪いコメディ」でしょうか)。
まあ、それでも、ワニのハリボテはもう少し何とかならんかったのか、とは思いますが・・・。
「マッド・ボンバー」のネヴィル・ブランド筆頭に「いけにえ」のマリリン・バーンズ、「ファン・パラ」のウィリアム・フィンレイ、「エルム街」フレディのロバート・イングランド、さらに「夢魔」の名優メル・ファーラーといった豪華(?)出演陣の怪演観るだけでも十分お釣りがきます。
★ご参考