デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

おばちゃん決死のジェスチャー ここは川崎80s・後編

イメージ 1

バイト先の思ひ出、80年代前半の川崎映画街シリーズ後編。

私が東映の封切館でモギリをしていたある日の事。

「◎△%怒×□α糞*ダー!」

突如、人類とは思えぬ言語を駆使して話しかけてくるおっさんが!

また、酔っ払いか、と思って腰を上げたら、おっさんの肩越し、ロビーの奥で売店のおばちゃんがジェスチャーで私に何か伝えようとしています。

腕に何かを刺すポーズ、そして口の動きをよく見ると・・・

「このヒト…シャブ中…逆らっちゃ…駄目」

「!?!」

脳裏に「仁義の墓場」の渡哲也、「野獣刑事」の泉谷しげる、「夜叉」のビートたけしが。

「お客様、どうぞこちらへ」

レディをエスコートするようにやさしく場外へお送りいたしました。

他にも、お金の代わりに「みかん」で入ろうとした人もいましたね。

チネチッタって何?な時代のボヘミアン川崎物語でした。

※写真は、渡哲也に替わってシャブ中岸谷が大暴れの「新・仁義の墓場