デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ボリューム上げ放題上げてパソコンで観よう。 回路

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ホラー映画の怖さに下駄を履かせる簡単な方法をお教えしましょう。それは、

「ボリュームを上げる」


近所迷惑も甚だしいですが、ケチケチしないでグイっと音量を上げましょう。多少ヘボっちい出来でもそこそこ怖くなります。では元々怖い映画だったら? ふっふっふ。

「回路」(2001年/黒沢清監督)


幽霊はどう見えると怖いのか、どう動くと怖いのか、何をどう喋ると怖いのか。黒沢監督の研究成果発表会です。

最初に出る幽霊が近づいてくる途中で一度ガクっと崩れると言うか沈み込むのですが、この動きは表彰状ものでした。

都市伝説的な話が一気にゴケミドロデストピアになっちゃうのは風呂敷広げすぎな気がしますが、展開としては嫌いではありません。

役者・キャラ共に「CURE」ほど尖がってないのが難。武田真治は大根ですね。

深夜に5.1chでボリューム上げ放題上げて、画面はパソコンで観ることをお薦めします。マジでチビります(笑)。

にしてもワンカット投身は凄いな・・・(ネタが割れても凄い)。

※関連:「人の心に深入りするな」手遅れだ! CURE(キュア)→2008年8月27日