デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

デッカードの正体は? ブレードランナー[完全版][最終版]

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ケーブル番組表で「ディレクターズ・カット」とも「最終版」とも明記されていない「ブレードランナー」発見。

お、これはひょっとして劇場公開版(完全版)か?(ビンゴ!)

ブレードランナー[完全版]」
(1982年/リドリー・スコット監督)


なんたってカルト中のカルト。下手な能書き垂れるとエライ目に逢うので、印象だけ羅列しておきます(すげー弱気)。

デッカードハリソン・フォード)のモノローグは大した事言ってない上に下手(ってか声質があまり良くない)なので、(最終版で)削って正解

「シャイニング」フッテージ流用のラストは嫌いじゃないです(いささか能天気ではありますが、青空見ると救われる感じがするじゃないですか)。

で、物議を醸したデッカードの正体。完全版にユニコーンの夢はありませんが、デッカードレプリカントに1票入れておきます。

『なんでレプリは写真を集めたがるんだ?』というデッカードのモノローグと、古い写真が沢山飾られたデッカードの部屋が妙に引っかかるので。

関係ないですが、ハリソン・フォードってこの頃から「口を歪めて自嘲的な表情を作ると、何か考えているように見えるが実は何も考えていない」という記号的演技をしていたんですね。

※写真はブラスター[2019 Detective Special]を構えるデッカード。かっちょいいですねえ(銃が、ですよ)。プロップ・モデル欲しい!(買いました!)

 

★ご参考