デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

馬鹿映画の金字塔。 アタック・オブ・ザ・キラー・トマト

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「馬鹿映画」とか「最低映画」(「カルト」だと褒めすぎ)の走りと言えば、

「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」(1978年/ジョン・デ・ベロ監督)

お話は簡単。「ある日突然トマトが人を襲い始めた」

ハリー・ハウゼンの映画観た小学生が、「おお、俺もやりてえ」と挑戦したコマ撮りがちょっとある程度で、特撮なんかビタ一文ありません。

坂道を転がるトマト→うぎゃーと叫んで勝手に倒れる人間、とか、

ジョーズのように後ろから人に近づく(転がってるだけですが)トマト→倒れている人、その傍らにトマト、みたいな描写の波状攻撃で「全身脱力健康法」というものがあるのならこれ以上の教材はないでしょう。

正直、「面白いのか?!B級好きを自認するなら褒めんといかんのか?!これは踏み絵なのか?!」と自問自答しながらの鑑賞でした。

勇壮な主題歌「♪アタッ~ク、オブザキラ~トメェイトォゥ!」は最高でしたが。

有名な話ですが、続編(作るなよ)「リターン・オブ・ザ・キラー・トマト」の主役はジョージ・クルーニーです(消したい過去でしょうねえ)。

主題歌は勿論、「♪リタ~ン、オブザキラ~トメェイトォゥ!」