デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

後部座席に誰かがいるぞぉ! ルール

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「スクリーム」「ラストサマー」と並ぶ学園ホラーの定番。

「ルール」(1998年/ジェイミー・ブランクス監督)

これが中途半端にヒットしちゃったもんだから、全く関係の無いB級ホラーが「ルール」シリーズとしてボコボコ発売(勿論ビデオスルー)されましたが、「URBAN LEGEND」を冠しているのは「2」と「ルール/封印された都市伝説」の2本だけ。

都市伝説になぞらえた連続「見立て」殺人のお話です。

まあ展開に無理があるわ、辻褄合わないわ、あちこち殺しまくる必然性ないわで突っ込み所満載なのですが、女の子が一杯で華やかだからよしとしましょう。

ジャレット・レトやロバート・イングランドが出ているので男優陣も無駄に豪華。

ブラックスプロイテーション(「コフィー」?)観ながら台詞を真似てる黒人の婦人警備員とか微笑ましいキャラも(この人は「2」でも同じ役で再登場)。

「スクリーム」あたりと比べちゃうと1枚も2枚も格下の「バッタもん」ですが、オープニングの「1発かまし」だけは、(スクリームと)肩を並べる出来だと思います。

監督の最新作は殺人犯が鼻血ブーの「バレンタイン」。進歩ないですねえ。

※参考:「鼻血を出した奴が犯人だ! バレンタイン」→2008年9月21日