デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

地下3,000メートルの洞窟に伽椰子が! ディセント

イメージ 1

冒険好きの女たちが、洞窟探検していたら人喰い地底人が現れて大騒ぎ。

「ディセント」(2005年/ニール・マーシャル監督)

自動車事故で夫と娘を亡くしたサラを元気づけようと、冒険野郎な女たちが洞窟探検を計画しますが、落盤事故で出口無し。

しかも、そこはまだ名前も付いていない前人未到の未開拓洞窟。地図無し道無し救助無し。

おまけに耳をすませば「うかけかかか」という伽椰子そっくりのうめき声。何かがいる!

とまあ、地獄の変異と瓜二つな展開なのですが、お話が本題に入るまでがタルい。

退路を絶たれ、仲間が喰われ、女同士がエゴ剥き出しにするあたりから俄然面白くなるのですが、時既に遅し。

冒頭の自動車事故シーンでは「おお!」と思ったのですが、全編通してB級エンターテイメントに徹した「地獄の変異」に軍配でしょうか。

ただ、あのラストは夢に出そうで怖い。

※参考:「地獄の変異」→2007年12月23日