女ブロンソンとは聞いてましたが、ここまで丸パクリとは。ほとんどリメイクじゃないですか。
「ブレイブワン」(2007年/ニール・ジョーダン監督)
街の不良に恋人を殺され、自らも大怪我を負ったFMラジオのDJエリカ(ジョディ・フォスター)。
一時は外出恐怖症に陥りますが、拳銃を入手した事から街のダニども駆除する仕事人に大変身(殺人デビューは勿論、コンビニ強盗。新聞の見出しはVIGILANTE)。
「コピー・キャット」→「タクシー・ドライバー」→「狼よさらば」という実に分かりやすい構成。
JDと言っても、街のノイズと共に詩的な語りを聞かせるインテリ系。マイク・ブーム片手に街の音を拾っている様子がちょっと「ブロウアウト」のトラボルタっぽいです。
ジョディが若くて綺麗みたいな事言ってる人多いですが、実に年相応のおばちゃんに見えますよ。
お話は大筋、可も無く不可もなくなのですが、女性観客を意識したようなスウィーツなオチがちょっと・・・。
ポール・カージーが英雄扱いされちゃったんで、処置に困った警察が他州に追い出して知らん振り、という「狼よさらば」のアナーキーさと比べると、このベタベタな結末はなんじゃらほい?ではあります。
今回は9ミリ・オートでしたが、折角ブロンソン路線に足突っ込んだんですから、続編では是非44オートマグを、3作目ではグレネード・ランチャー付M16でもぶっ放してください。