デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

この路線でいいのかジョディ? ブレイブワン

イメージ 1

ブロンソンとは聞いてましたが、ここまで丸パクリとは。ほとんどリメイクじゃないですか。

 

「ブレイブワン」(2007年/ニール・ジョーダン監督)


街の不良に恋人を殺され、自らも大怪我を負ったFMラジオのDJエリカ(ジョディ・フォスター)。

一時は外出恐怖症に陥りますが、拳銃を入手した事から街のダニども駆除する仕事人に大変身(殺人デビューは勿論、コンビニ強盗。新聞の見出しはVIGILANTE)。

「コピー・キャット」→「タクシー・ドライバー」→「狼よさらば」という実に分かりやすい構成。

JDと言っても、街のノイズと共に詩的な語りを聞かせるインテリ系。マイク・ブーム片手に街の音を拾っている様子がちょっと「ブロウアウト」のトラボルタっぽいです。

ジョディが若くて綺麗みたいな事言ってる人多いですが、実に年相応のおばちゃんに見えますよ。

お話は大筋、可も無く不可もなくなのですが、女性観客を意識したようなスウィーツなオチがちょっと・・・。

ポール・カージーが英雄扱いされちゃったんで、処置に困った警察が他州に追い出して知らん振り、という「狼よさらば」のアナーキーさと比べると、このベタベタな結末はなんじゃらほい?ではあります。

今回は9ミリ・オートでしたが、折角ブロンソン路線に足突っ込んだんですから、続編では是非44オートマグを、3作目ではグレネード・ランチャー付M16でもぶっ放してください。