小栗旬の顔が不良というにはツルっとし過ぎている(ありていに言えば“気に喰わない”)ので、三池作品にもかかわらず敬遠しておりました。
やはり三池作品の頭張るなら、北村一輝、千原ジュニア程度には顔が立ってないと。
「クローズZERO」(2007年/三池崇史監督)
高橋ヒロシの人気コミックを三池監督が完全オリジナル・ストーリーで実写映画化。
クローズはCLOSEではなくCROWS。カラスの複数形。黒い学ランに身を包んだ不良の軍団をカラスに例えたものです。
何とプロデューサー、山本又一郎なんですね(笑)。70年代の妖怪がまだ生きていたとは。
オープニング、THE STREET BEATSの「I WANNA CHANGE」にやられました(サントラ買おう)。
やべきょうすけは言うに及ばずですが、敵対する芹沢多摩雄役の山田孝之が凄くいい感じ。
脇を見渡せば、伊崎右典・央登・・ってデビルマンコンビやないか! 頭悪い役なら違和感ないですね。監督の力量の差でしょうか。
決闘シーンに黒木メイサの歌が入ったのには倒れました。念仏の鉄に背骨外されたかと思うくらい腰砕け。
しかし三池監督、この終わり方好きですねえ。「喧嘩の花道」も「岸和田少年愚連隊」も皆このパターン。
やべきょうすけの青春時代、という意味で、「大阪最強伝説・喧嘩の花道」と「岸和田少年愚連隊・血煙り純情篇」も是非ご覧ください。
★ご参考