出来の悪い方のポール・アンダーソン監督がリメイク手がけたそうですが、設定を見る限り、「デスレース2000年」じゃなくて「バトルランナー」の焼き直しなんじゃないでしょうか?
にしてもこの人、スケールのデカい話をこじんまりまとめるのが得意ですよね(←褒めてません)。
という訳でオリジナルの半端ないスケールのデカさに目を点にしましょう。
「デス・レース2000年」
(1975年/ポール・バーテル監督)
(1975年/ポール・バーテル監督)
走行中に人を轢き殺すとポイント加算される大陸横断自動車レースという、ちょっと頭の悪い中学生が思いついた与太話をそのまま映画にしたような作品です(流石ロジャー・コーマン)。
しかも大人より老人・子供の方がポイントが高く、身障者撥ねるとさらにボーナスって、うわっはははっ、こんなの今リメイク出来るわけねーだろ!
刑務所の中に舞台限定して、カー・クラッシュの迫力だけで押すって方向はまんざら間違ってないのかもしれません。
オリジナルは車のデザインもサイケで漫画でアバンギャルド(写真)。頭のネジが2~30本外れたチキチキマシン猛レースです。
主演はデビッド・キャラダイン、悪役にロッキー・ブレイク直前のシルベスタ・スタローン(消したい過去でしょうねえ)。
日本版のチラシが海外で高値を付けているそうです。大事にしよっと。
★ご参考【使えるモノは何度でも使う。ロジャー・コーマンのエコ魂】