♪“誰もお前の事なんか愛してない。死ねば音楽くらいは残る。
だから、死んじゃえ”
「この世は地獄さ」。何度聴いても痺れる名曲です。
(1974年/ブライアン・デ・パルマ監督)
悪魔と契約して不死を得たスワン(ポール・ウィリアムズ)。彼に歌と声と顔と恋人を奪われたウィンスロー(ウィリアム・フィンレイ)。
二人の地獄歌舞伎を締めくくるこの曲と並んで味わい深いのが、ビーフ(ジュリエット・グレアム)のヘビメタ・パフォーマンス。
唄部分の吹き替え担当はレイ・ケネディ。メタル・ファンにとっては「できれば思い出の中にしまっておきたい」男です。
実は彼、1984年に来日してます。MSG(マイケル・シェンカー・グループ)のボーカリストとして。
舞台はスーパー・ロック・フェスティバル。前座にボン・ジョビ、中継ぎにスコーピオンズ、セミにホワイトスネイク、で大トリMSGという超豪華ラインナップ。
その最高のステージで観客が観たものは・・・。
一時、日本でも人気のあったプロレスラー、アルティメット・ウォリアーと「ヤングマン」歌っている頃の西城秀樹を足して醗酵させたような・・・。
「一体どこを探せばこんなダサイ男が見つかるんだ?!」
どんより暗いブリティッシュ(ジャーマン?)ヘヴィ・メタルのイメージから軽く100万光年は離れているイモ兄ちゃんの登場は我々の心に深い爪あとを残しました(勿論、速攻クビ!)。
誰が版権持ってるのか知りませんが、この時のビデオ、是非DVDで再発してください! もう一度観たい!