大陸をぶち抜いて都市を繋ぐ鉄道はアメリカのアイコンのひとつ。
「ウェスタン」で汽車に乗ってやって来たブロンソンが今度は列車でニューオリンズへ。
出会ったのは「北国の帝王」ジェームズ・コバーン。
「ストリート・ファイター」
(1975年/ウォルター・ヒル監督)
二人のビジネスは路上の賭け試合(ストリート・ファイト)。
今の映画なら派手な音楽ばんばか流して無駄に盛り上げるんでしょうが、男ブロンソンにそんなアシストは必要ありません。
肉と肉のぶつかる音、歓声、野次、拍手、呻きと息遣い・・・それだけで十分です(旧UWFのビデオを見ているようだ)。
必要な時だけ謙虚に流れる音楽を担当したのは、同じヒル監督の「ウォリアーズ」を盛り上げ放題盛り上げたバリー・デ・ヴォーゾン。
『…猫を引き取りに行こうか』
台詞がいちいち渋い。
“アメリカ”を感じる一本です。