デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

吸血鬼×西部劇×下品。 ヴァンパイア/最期の聖戦

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『教えてくれ。600年生きててまだオッ勃つのか?』

ハリウッド巨根伝説ジェームズ・ウッズの下品魂炸裂です。

「ヴァンパイア/最期の聖戦」(1998年/ジョン・カーペンター監督)

ジョン・カーペンターズ・ヴァンパイヤーズという語呂が悪いにも程があるタイトルに痺れましょう。

出来の悪いライ・クーダーのようなカーペンター節満開のへっぽこぴーサウンドに身を任せたらお話スタート。

バチカンの指令で吸血鬼狩りをするスレイヤーズと600年の時を生きる吸血鬼ヴァレックの攻防戦。

ワイヤー付きボーガンを吸血鬼に叩き込んでウィンチでひこずり出せば太陽に焼かれてバーニング!

「西部劇が撮りたいのにホラーのオーダーしか来ない。だったらホラーで西部劇だ!」

実に分かりやすい動機です。

スレイヤーズのリーダーにジェームス巨根ウッズ、相方に良く見りゃ確かにボールドウィン家の顔してるダニエル・ボールドウィン津川雅彦似の枢機卿にマクシミリアン貝。

紅一点で“世界一美しい死体”シェリル・リー。カメオでフランク・ダラボンも。

ウッズが神父に『殴られた時、オッ勃ったか?』

神父がウッズに『初めて吸血鬼を殺った時、オッ勃ったか?』

バチカンは太っ腹です(笑)。