脚本の穴もここまで多いとまるで気にならないから不思議です。
「ラッシュアワー3」
(2007年/ブレット・ラトナー監督)
くどいようですがお話は滅茶苦茶です。が、いちいち突っ込むのは時間と体力の無駄遣い。
エッフェル塔の鉄骨の上で日本刀振り回す真田広之とジャッキーの立ち回り。この「鬼武者3」チックな絵柄で万事OK。
今回は役者がツボ。真田広之にマックス・フォン・シドーにロマン・ポランスキー。リングにエクソシストにローズマリーの赤ちゃんですよ(ぼっけえ、きょうてぇの工藤夕貴はちょっと劣化が・・・)。
で、ファンの方には大変申し訳ないのですが、クリス・タッカーはいらないと思います。
「48時間」の線を狙っているのかもしれませんが、いる意味を見出せません。
にしても、本来なら1カットでいくべきジャッキーのアクションを(本人の希望か、監督の意向が、保険会社の思惑かは知りませんが)カット割りしなければならない、というのは悲しいですねえ。