まだ、音声解説も映像特典も未見なので、とりあえずは剥き出しの本編を。
「東京残酷警察」(2008年/西村喜廣監督)
警察民営化やプロパガンダCMなど設定・構成はとってもバーホーベン。
スラムキングな警察署長(ご丁寧に人犬まで連れている)や引き裂け型ミュータントなど絵柄はモロ永井豪(+ちょっとクローネンバーグ)。
バーホーベン+永井豪+クローネンバーグな世界観に、制服ミニスカ日本刀な「しいなえいひ」が仁王立ち。そこに何もかも真っ赤に染まれ!とばかりに降り注ぐ血・血・血。
日本でも(いや正確にはアメリカ映画ですが)こんな映画が撮影できるようになったんですねえ。感無量です。
もう兎に角しいなえいひです。しいな“キリキリキリ”えいひです。
リン・ローリー、ルーシー・リュー、スー・チーに連なる「狐系平目顔」。そこにSS系制服・網タイツ・日本刀・黒髪ストレート・・またしてもリビドー直撃。
父親暗殺の真犯人を目撃していながら、ショックで記憶がかき消されている、というご都合主義にも程がある脚本も彼女の魅力で相殺。
有り得ないセーラー服姿(しいなえいひは76年生まれ)もお宝映像と崇めましょう。
血糊スプリンクラーと人バラ切り落としは「片腕マシンガール」で耐性ついて(と言うか麻痺して)しまった様で、あまり驚きはしませんでした。
西村監督の特殊造型はゴムゴムしていて肉感的ではないのが痛し痒しです。
※参考:「自主魂炸裂! MeatBall Machine」→2008年7月4日
「片腕マシンガール」→2009年2月11日~12日
「あははははは・・(脱力)。 Hajiraiマシンガール」
→2009年2月2月15日