デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

東宝東和「嘘八百」宣伝の頂点。 バーニング

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北野誠がエライ事になってますな(後日追記:こういう時事ネタは風化して説明が面倒くさくなるので、あまり扱わないようにしよう)。

全ては闇の中で、ここに光が当たる事は一生ないのでしょう。口は災いの元です。

で、特に他意はないですが、折角なので、

「バーニング」(1981年/トニー・メイラム監督)

東宝東和の「嘘八百」宣伝がひとつの頂点に達した販促(反則?)の極北。もはや芸術と呼んでいいでしょう。

“全米27州で上映禁止!”

“全米で緊急指名手配。これが噂のバンボロだ!”

ポスター中央には逃げ惑う女性のシルエット・・・全部嘘です。

上映禁止になぞなってません(元々上映予定がなかったという説有り)。

バンボロなんて奴は登場しません(ポスター右上の写真も嘘)。

逃げ惑っている女性は東宝東和の社員です(お勤めご苦労様です!)。

いやあ、素晴らしい!

内容は「13金」のバッタもんですが、ガキの悪戯で全身火傷を負った“身障者”が殺人鬼という設定が災いしてか国内版DVD未発売。

例によってトム・サビーニが「いい仕事」しています。祈!DVD化!