ビデオ発売時のタイトルは
「プロフェッシー/ゴッド・アーミー」
(1995年/グレゴリー・ワイデン監督)
昨日レビューした「ゴッド・アーミー/悪の天使」の全米公開版です。
普通なら米国公開が先ですが、本作は日本先行公開だったので、米国版が後になります。
一部再撮して特撮パートが増え、編集が若干異なります。
位置付けとしては日本公開版がプロトタイプ、全米公開版がディレクターズ・カットとなるわけですが・・・。
私はどっちかっちゅうと日本版の方が好きです。
全米版はサイモン(エリック・ストルツ)の独白で始まりますが、ト-マス少年(後のイライアス・コティーズ)にルシファー(ヴィゴ・モーテンセン)が「大人になったら何になる?」と問いかける日本版の方が風情があります。
全米版のオープニングだとサイモンが主役のように見えますが、やはり主役はトーマスでしょう。
追加された特撮部分もレイダースのバッタもん的チャチさで、これならいっそ無い方が清清しいと思います。
宗教違いますが、神に戦いを挑むガブリエル(クリストファー・ウォーケン)には、帝釈天に勝ち目の無い戦争を仕掛ける阿修羅王のイメージがダブります。
にしても、日本版・全米版をセットで売るとは豪儀だ。偉いぞ、バンダイビジュアル。
★日本公開版はこちら。