神に愛された人間に嫉妬してその世界に災いをなしに来た大天使ガブリエル。
これを阻止せんとする天使サイモンと、かつて神に最も愛された堕天使ルシファー。
そして、巻き添え喰らった刑事(信仰を無くした元聖職者)。
こんな話よく思いついたものです。
「ゴッド・アーミー/悪の天使[日本公開版]」
(1994年/グレゴリー・ワイデン監督)
“人間界で戦う異世界の人”という構図が「ハイランダー」っぽいな、と思ったら監督は「ハイランダー」の原作・脚本を担当した人なのでした(笑)。
ガブリエルにクリストファー・ウォーケン、サイモンにエリック・ストルツ、そしてルシファーにヴィゴ・モーテンセンという配役で勝ったも同然。
特撮は敢えて最小限に。荒唐無稽な大風呂敷を耽美スレスレの「役者の魅力」で畳み込む豪腕演出。
天使が椅子の上やら手すりの上やら不安定な所にちょこんと座る(しゃがむ)格好がなんともカワかっちょいいです(←書いててちょっと恥ずかしい)。
紅一点ヴァージニア・マドセンは、ハイランダーやキャンディマンとも一戦交えている武闘派女優。さすがマイケル・マドセンの妹です。
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