デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

喋べり過ぎ。でもデボン青木は最高だ! シン・シティ

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本来、ハードボイルドってのは冷酷・非情な行為を内省を排した写実主義的な筆致で表すものだと勝手に理解していたので、このお喋りぶりには参りました。ようまあここまでベラベラと。

シン・シティ

(2005年/フランク・ミラーロバート・ロドリゲス監督)


原作の持ち味なのか監督(原作者)の好みなのかは知りませんが、ド頭から土石流の如く溢れかえるモノローグの洪水に一気に興ざめ&リタイア。

今回二度目の挑戦です。

唯一台詞が無いのがデボン青木演じる殺人機械ミホ。この娘はイケます。滅茶かっちょいい。

是非、ミホを主役にした「さそり」のような、「0課の女」のような、修羅雪姫のようなスピン・オフを撮って欲しいと思います。

有名どころ大挙出演で年末時代劇の如き賑々しさですが、ミホ以外、大きな収穫はありませんでした。

イライジャ・ウッドは本人的にOKだったんでしょうか、あの役(実はノリノリだったとか…)

※参考:「0課の女/赤い手錠」 →2008年2月3日
プラネット・テラーinグラインド・ハウス」 →2008年10月15日