デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

追悼、忌野清志郎。 県立地球防衛軍

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ちょいと間抜けなタイミングになってしまいましたが、忌野清志郎のご逝去を悼みたいと思います。

曼荼羅的に清志郎と言えばやはり、

県立地球防衛軍(1986年/早川啓二監督)」のオープニング・テーマ「SF」&挿入歌「プライベート」&エンディング・テーマ「かくれんぼ」(忌野清志郎、Johnny、Louis & Char)でしょう。

舞台は九州某県。地方都市からの世界征服を企む悪の秘密結社電柱組(地元材木豪商・木曾屋)と県立地球防衛軍(県立今津留高校の野球部)の生ぬる~い攻防を描くOVAです。

原作は安永航一郎、アニメの脚本は伊藤和典。無敵!

全編、特撮・アニメのパロディ満載。

個人的には、電柱組若旦那チルソニアン(元ネタはガラダマ操ってた人ね)、同幹部のバラダギ大佐(父親が羽田で照明弾喰って死亡)のネーミングがツボでした。

この実にしょうもないアニメを立ち上げて締めくくるのが、清志郎。バックがJohnny、Louis & Char。無駄に豪華。

実のところ、熱烈なファンという訳ではないのですが、無視できる人でもありません。ご冥福をお祈りいたします。

余談ですが、最近誰かが死ぬと「バカヤローと言いたい」というコメント出す人が多いですね。気持ちは分からなくもないですが、病気であれ自殺であれ、好き好んでの結末ではないと思うので、苦悩した死者を助けようともしなかった人が罵倒するのは如何なものかと思います。