デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

駄目っぷりまで移植せんでも・・。 ワン・ミス・コール

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秋元康が書き飛ばした「リング」のバッタもん「着信アリ」をハリウッド・リメイク。

「ワン・ミス・コール」
(2008年/エリック・ヴァレット監督)


脚本は大良美波子の日本版そのまんま(少しは捻れよ!)。駄目っぷりまで丸々移植。

いや、少しは手を加えているのですが、それがことごとく駄目な方へ駄目な方へと(恐らく三池が勝手にいぢったであろう衝撃のラストはばっさりカット。印象的な着信音も凡庸なものに変更)。

死者からの留守電(着信日付は2~3日後の未来。内容は受け取った本人の断末魔の悲鳴)→死んだ人の携帯のアドレス帳からランダムに次の人がチョイスされて死が連鎖していく訳ですが・・。

死に方の大半が“不可解な事故”。「ファイナル・デスティネーション」シリーズに近い雰囲気です。

ところが、最初の犠牲者だけ何故か池から野太い腕がニョッキと現れてお姉ちゃんを引きずり込むという荒業披露。ついでに傍にいたネコまで鷲掴み。

うええ、何で? ってかあんた誰? 

ストレンジャー・コール」もそうでしたが、絵が小奇麗なだけの“怖くない”すっからかんホラーは勘弁して欲しいものです。

因みに主演は昨日ご紹介した「ロック・ユー」でお姫様演ってたシャニン・ソサモン。

頼むから続編なんか作るなよ・・。

★ご参考