デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

黒いキルゴア大暴れ。 ドリームキャッチャー

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宣伝コピーは「見せてあげよう。見たことを後悔する恐怖を」。

見たことを後悔する恐怖とは何でしょう?

内容に沿って考えれば、“便器に腰掛けたら、ケツの穴からエイリアンが出てきた”もしくは、“雪の上に小便で友達の名前を書いていたら、エイリアンにチンコかじられた”って事になりますが・・。

ドリームキャッチャー
(2003年/ローレンス・カスダン監督)


スリザーのヌメヌメ野郎は口から入る正統派でしたが、こいつもきちんと出る所から出る正攻法な侵略者。

作品自体は、友情モノと思わせて心理サスペンス、と見せかけてお下劣ホラー、一転政治サスペンスかと思いきやトンデモSFという“エビ投げハイジャンプ分身魔球”。

黒いギルゴア、モーガン・フリーマンが“演技派って何?”な大暴れ。

脚本も伏線張りまくって回収ゼロという潔さ。原作キングと思えば納得ですが、どうしたカスダン!?

合言葉はSSDD(Same Shit Different Day:ごくごく平凡で退屈な日常生活…に対する一種の呪詛)、そして、「アーイ、ダディッツ!!」