
ヒルとナメクジ足して50倍。これがアリの大群のようにこんにちは。
こいつに無理矢理イマラチオされるとデロデロゾンビに大変身。
ヌメヌメがウジャウジャでグログロな純愛ラブ・ストーリー。
「スリザー」(2006年/ジェームス・ガン監督)
舞台はアメリカのとある田舎町・・なのですが、ここの描写が悪意満点。
見るからに頭悪そうなホワイト・トラッシュの巣窟。女はブスかデブか身障者か尻軽。
なもんでヒロイン、スターラ(エリザベス・バンクス)のクラシカルな美貌が栄える栄える。
貧しくも不幸な生い立ちのスターラを金の力で妻にしたグラント(マイケル・ルーカー)が最初の犠牲者。
で、こいつが嫌な奴かと言うと結構女房想いのいい奴だったりするから侮れません。
近所の尻軽女を依り代にコピー育成。繭のように膨れ上がった女の体が弾けて大量のヌメヌメ大放出(凄く嫌)。
あっという間に町中ゾンビ(世界一嫌なパンデミック)。面白いのは全員が最初の犠牲者グラントの意識を共有してスターラを目指すという“白雪姫と100人のゾンビ”な展開。
全体的にどこかすっとぼけた「タチの悪い冗談」なノリ。
監督のジェームス・ガンは“あの”トロマ出身。当然、恩師はロイド・カウフマン。
劇中、「悪魔の毒々モンスター」が引用されています。つまり、そういう人(俺か?!)向けの映画ということです。