なるほど、DVDが速攻で廃盤になったのも納得の仕上がり・・でも、なんか好きだ。
「13日の金曜日/ジェイソンの命日」
(1993年/アダム・マーカス監督)
もはや順番なぞ彼岸の彼方ですが、ニューヨーク遠征と宇宙旅行に挟まれたシリーズ9作目。
製作会社が前作までのパラマウントからニューライン・シネマに変わり、想像を絶するお色直しが敢行されました。
いきなり軍の一斉射撃を喰らってジェイソン木っ端微塵!(「グリズリー」かよ!)
しかし、そのソウルは検視官のブラザーに宿って活動再開(「ヒドゥン」かよ!)。
完全復活のためには近親者の肉体が必要なので妹急襲(「ハロウィン」かよ!)。
ボーヒース邸には何故か「死者の書」が!(小道具倉庫かよ!)
もうひとりの近親者(姪)の持ったナイフがメギドの短剣に!(オーメンかよ!)
女は脱ぐ脱ぐ、血の雨降る降る、完全にブレーキ壊れてます。
13金だと思うと腹が立ちますが、ただの暴走ホラーとして観れば拍手喝采。
後に対決するニューラインの看板親父も一瞬登場して華を添えています。
近年「ホラー秘宝」シリーズでDVDが新装再販されたのは目出度いですが、4,935円はぼったくりだと思います。