『エヴァ・シリーズ・・完成していたの?』
破壊されたジオ・フロント上空を旋回するS2機関搭載型エヴァ・シリーズ。呆然と見上げる弐号機搭乗のアスカ。その瞬間かかるのが、
「魂のルフラン」(高橋洋子)。映画は勿論、
「新世紀エヴァンゲリオン/シト新生」
(1997年/庵野秀明総監修)
所謂「春エヴァ」ですね。大風呂敷広げ過ぎて債務超過になったテレビの未完部分を補完するという触れ込みの劇場版でしたが、蓋を開けてみたら完全に自己破産していたという・・。
総集編[DEATH]パートは、総集編なのに“一見さんお断り”という鬼敷居。
続く新規[REBIRTH]パートは製作時間切れでまたしても未完。マニアも擁護困難な「問題作」となってしまった訳ですが、終わり方(「魂のルフラン」が入るタイミング)があまりに見事だったために怒るの忘れて感心しちゃいました。
新劇場版「序」「破」のエンディング「Beautiful World」も名曲だと思いますが、「魂のルフラン」こそ新劇場版にドンピシャなテーマ曲のような気がします。
♪私に還りなさい 生まれる前に あなたが過ごした大地へと
この腕(て)に還りなさい めぐり逢うため
奇跡は起こるよ 何度でも
魂のルフラン
DEATH編が、完結編である「Air/まごころを君に」(夏エヴァ)に包含されてしまったので、「魂のルフラン」を聴く機会がなくなってしまったのは残念です。
※写真は「Air/まごころを君に」より、アスカがアレにアレされちゃうシーン。