デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

追悼ロバート・ギンティ。 エクスタミネーター

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ロバート・ギンティが亡くなっているのを21日発売の映画秘宝で知りました。

驚いて検索かけましたが引っかかり無し(ええ?)。英語版wikipediaでようやく確認。

9月21日ロサンゼルスで。死因はガンだそうです。享年60歳。

詳細はここいらへん参照→http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Ginty

にしても酷い扱いです。Allcinemaのプロフィールでも10月21日現在存命中。日本語版wikiには項目すらありません(ギンティ小林は載っているのに!)。

B級C級Z級のアクション映画に多々出演していますが、代表作と呼べるのは後にも先にもこれ一本。

「エクスタミネーター」(1980年/ジェームス・グリッケンハウス監督)

絵に描いたような「狼よさらば」の劣化コピーなのですが、グリッケンハウスの人の道を大きく外れた鬼畜演出によって「話題作」になりました。

ベトコンが米兵の首を大鉈ですっぱり切り落とすワンカットとか、生きたままメンチ製造機にホールイン・ワンとか・・。

ロバート・ギンティがブレイクしなかった理由は多分、顔。

ポール・マッカートニーに往復ビンタ喰らわしたような「タレ眼お多福」。

殺気とか緊張感とは無縁の「どうした、眠いのか?」な顔はアクションには不向きだったのでしょう。

遺作は1999年のTVM「ロサンゼルス大地震」(未見なので、どんな役かは不明)。

ご冥福をお祈りいたします。