
「メガゾーン23」と「月面開拓史ダロス」を足して「アキラ」で割った後にカップヌードルをぶちまけたSFアニメ。
「FREEDOM」(2003年/森田修平監督)
まあ、はじめに日清食品ありきのプロモーション企画なので、登場人物がのべつまくなしカップヌードルを啜っている事に違和感を感じる方が本末転倒なのは分かります。
分かりますが・・・ちっとばかりやり過ぎでないかい。
CMの方は仕方ないとして、一応、独立したドラマなんだからさ。
キャラとメカは大友克洋氏が担当しておりますが、アキラ丸被り。金田と鉄男と甲斐のパラレル・ワールドみたい。
大友本人もあまり乗り気じゃなかったようなので(途中降板説も囁かれていたりする)、あんまり突っ込んじゃいけないのかもしれませんが・・。
舞台は23世紀の月面都市エデン。地球は科学の力を持て余し、核汚染された死の星に。
エデンは地球の轍を踏まぬよう、科学技術の研究の自由を禁止し、徹底した管理体制を構築。ゆるやかな退屈という名の平和。
ある日、禁を破って月の裏側に行った二人の少年。タケルとカズマ。
二人の仰ぎ見た地球は、青かった。そこに地球から打ち上げられたと思しき写真。地球は生きている。何故エデンはこの事実をひた隠しにするのか?
エデンの包囲網を突破してロケットを奪い地球を目指す前半の見せ場と、再び地球からエデンに戻ってからの攻防戦を繋ぐ中間部がややダレますが、クライマックスで一気に盛り上がるので良しとしましょう。
地球の少女アオは結構萌え。女の子は「アキラ」と違って魅力的です。