デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

弾けたトムは恐ろしい。 トロピック・サンダー/史上最低の作戦

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いやあ、弾けたトム・クルーズは恐ろしいなあ。これもサイエントロジー・パワーでしょうか。

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

(2008年/ベン・スティラー監督)


取りあえず、邦題考えた奴は減俸。

映画の撮影のつもりが、本物のドンパチの真っ只中に、という「サボテン・ブラザーズ」の変形なんですが、コメディとしての破綻に計算が見えてしまうのが辛い所。

ロバート・ダウニー・Jrが、“皮膚の色を変える手術までして役(黒人兵)になりきる生真面目な演技派俳優”を演じていますが、ベンも真面目ぇな性格なんでしょう。

「個性的(破滅的?)な俳優役の俳優」を揃えましたが、最期に画面をさらうのは、はっちゃけトム・クルーズと、2カットしか映らない自虐ジョン・ヴォイトというのは皮肉。

わかり易過ぎる映画パロディがてんこ盛りですが、実は一番オマージュを捧げていたのは「ミッション・インポッシブル」だったのかも。

ノリノリのトムを観たのは「マグノリア」以来だな・・。


★ご参考:まだまだあるぞ、ノリノリのトム。