「中折れ式」リボルバー欲しい願望が、「天空の城ラピュタ」で再燃してしまいました。
動機がアニメってのが情けない気はいたしますが・・。
「エンフィールドNo.2Mk1ポリスExcellent Heavy Weight」(マルシン)
ムスカが持っていた奴ですね。
エア(ガス)ガンではなく、発火式モデルガンです。
どっちも銃に変わりないだろ、と思われるかもしれませんが、エアガンとモデルガンはその趣が180度異なります。
エアガンはガスまたは圧縮空気でBB弾を飛ばす構造の玩具(競技用を除く)。
対してモデルガンは、実銃の構造をネジ・バネ1本に至るまで匠の技で再現した美術工芸品です。
エジソンの蓄音機や運慶・快慶の仏像をどこまでオリジナルに忠実に再現できるか、という試みと同一地平線にあると言っても過言ではありません。
故に私は、近代戦争用に開発された(気品や趣の無い)破壊力優先のオートマチック銃(デザート・イーグルとか)にはあまり関心がありません。ハンドガンの最高傑作は誰が何と言おうと「ピースメーカー」です。
で、エンフィールドNo.2Mk1ポリスEHW。
中折れ式と言うと西部劇っぽいイメージがありますが、これは第二次世界大戦中に開発されたイギリスの軍用拳銃。
既にコルトM9やワルサーP38などのオートマチック銃が誕生していた時代にあって、破壊力よりも廃莢速度を優先させたブリテンなこだわりが美しいフォルムに現れています。
トップ・フレームと一体化した六角形のバレル。バレル・ラッチを外すと前方ヒンジ部から中折れして、内臓エキストラクターが自動で薬莢を持ち上げる・・・惚れ惚れします。
モデルガンの規制をおほざきになっている方もいらっしゃいますが、危険度で言えばボーガンの方が遥かに上でしょ。誰もモデルガンから本当に鉛弾が出る事なんか望んじゃいませんよ。
次は、コルト・ウォーカーが欲しいな・・。
※参考:「天空の城ラピュタ」→2009年11月25日