デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

人類補完計画? 攻殻機動隊S.A.C. Individual Eleven

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個の消失覚悟で大量のゴーストをネットにサルベージ&融合して強制進化、新たな生命体を作る・・おっとそれって人類補完計画

攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven」(2006年/神山健治監督)

TVシリーズ「2nd GIG」の「個別の11人」事件篇の再編集ですが、今回はストーリー構成に押井守が名を連ねているので、ちょいとテイストが違います。

招尉難民出島の独立戦争プルトニウム争奪、陸自参戦・米軍介入などスケールでかめ。

「水も人も“低き”に流れる」

劇場版攻殻一作目を髣髴とさせるシーンも多々ありますが、どちらかと言うと劇場版パトレイバー2(以下P2)のイメージが被ります。

内閣情報庁戦略影響調査会議代表補佐官の合田一人は、陸幕調査部別室の荒川茂樹と似た立ち位置とキャラですし。

クゼ・ヒデオ(P2の柘植行人)と手を合わせる素子(南雲しのぶ)の元に降り立つバトー(後藤喜一)なんて構図も。

笑い男」事件同様、最後に美味しい所をさらって行くのはタチコマですが(ちょっと「アイアン・ジャイアント」っぽい。ってか、こいつら可愛すぎ)。