
個の消失覚悟で大量のゴーストをネットにサルベージ&融合して強制進化、新たな生命体を作る・・おっとそれって人類補完計画?
「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven」(2006年/神山健治監督)
TVシリーズ「2nd GIG」の「個別の11人」事件篇の再編集ですが、今回はストーリー構成に押井守が名を連ねているので、ちょいとテイストが違います。
招尉難民出島の独立戦争、プルトニウム争奪、陸自参戦・米軍介入などスケールでかめ。
「水も人も“低き”に流れる」
劇場版攻殻一作目を髣髴とさせるシーンも多々ありますが、どちらかと言うと劇場版パトレイバー2(以下P2)のイメージが被ります。
内閣情報庁戦略影響調査会議代表補佐官の合田一人は、陸幕調査部別室の荒川茂樹と似た立ち位置とキャラですし。
クゼ・ヒデオ(P2の柘植行人)と手を合わせる素子(南雲しのぶ)の元に降り立つバトー(後藤喜一)なんて構図も。
「笑い男」事件同様、最後に美味しい所をさらって行くのはタチコマですが(ちょっと「アイアン・ジャイアント」っぽい。ってか、こいつら可愛すぎ)。