主演がレニー・ゼルウェガーとマシュー・マコノヒーという“レア物”感が唯一のウリ。
マシューはプロフィール的にこの作品「なかった」事にしているようですが、代表作と呼んでいいキレッキレな熱演です。
「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」(1995年/キム・ヘンケル監督)
キム・ヘンケルは1作目の共同脚本家。
「2」「3」に対するアンチ・テーゼとして1作目にこだわったリメイク(設定は1作目から20年後の現代)・・だそうですが、残念ながら気合だけが空回り。
何が駄目って、レザーフェイスが全然活躍しない。気、弱そうだし、恐怖感ゼロ。
チェンソーは振り回していますが、それで死んだ奴いないし。
最後に黒幕みたいな謎の男(政府関係者っぽい)が出てくるのですが、ありゃ一体なんじゃらほい。一周速い「マーターズ」?
鉤爪に引っ掛けられたお姉ちゃんが自力で脱出していましたが無理だろ。
お話が夜間ってのもなあ。真昼間にやってるから怖いのに。
これで、いけにえに関連する6作品はコンプリートした訳ですが、結局1作目を超えるものはありませんでした。ありゃ一種の奇跡なんでしょうね。