ケーブルを流しっぱにしていたら「ミステリー・ゾーン」の第3シーズンが。
おっとこれはリチャード・マシスン原作の「消えた少女」ではないか。
自室から忽然と消えた少女。僅かに聞こえるか細い声。辿ればそこは壁の中。
マシスンと言えば「地球最後の男」「ヘルハウス」「激突!」ですが、今回彼の短編がキャメロン・ディアス主演で映画化されたそうです。
「運命のボタン」(2009年/リチャード・ケリー監督)
小説の原題は「Button, Button」。
「新ミステリー・ゾーン」でも取り上げられていて、その時のタイトルは「欲望のボタン」。
平凡な夫婦のもとに訪れた謎の(笑う?)セールスマン。
彼が持ってきたのはボタンのついた小さな箱(あ、写真見ると結構デカイな。ウルトラクイズの早押しボタンみたいだ。因みに映画の原題は「The Box」)。
そのボタンを押せば夫婦に大金が支払われるという。但し、ボタンを押せば世界のどこかで二人の知らない人間が一人死ぬ・・。
オチが命の一発ネタ短編なのですが、今回の映画は何と116分!
どこをどう膨らませばこのような長尺になるのでしょう。ボタンを押す押さないの小競り合いから夫婦ドツキ漫才に発展させても、そうそう引っ張れないと思うのですが・・。
監督のリチャード・ケリーは「ドニー・ダーコ」撮った人なので、“奇妙な味わいの不条理ミステリ”には仕上がると思うのですが、期待半分・不安半分ではあります。
※参考:「ヘルハウス」→2008年1月28日
「こ、これは特A級カルトだ!地球最後の男[1964年版]」→2008年12月10日