劇場公開もしてもらえなかった差別表現満載の下品極まりないホラーパロディを、Blu-rayの高画質・高音質で観る・・なんという心豊かな行為でしょう。
「最終絶叫計画4」(2006年/デヴッド・ザッカー監督)
大昔、私の友人が「くりいむレモン」のLDを見つけた時に、
「これを高画質・Hi-Fiステレオで観てどーすんだ?」
と笑っておりましたが、それに近いものがありますね。
思い出すのもアホくさい粗筋は2008年2月27日のレビューを覗いてください。
👇これ。
まずオープニングでMIRAMAXロゴ(特に背景の夜景)の美しさにびっくり。さすがBlu-ray(本末転倒も甚だしいな)。
で、改めて観ると、ギャグのほとんどがパロディというよりは、もっと人間感情の暗部に根ざしたの・・子供虐待とか痴呆老人虐待とか身障者差別とか知障害差別とか民族侮蔑とか・・なんですねえ(しみじみ)。
「いいのか、このギャグで笑って?」と自問しつつ腹筋ぷるぷる。自分再発見の82分。
未だに “自分探し”とか寝言こいてる人はこれ観なさい。自分の思想的立ち位置が良く分かるから。
ネタに関する話をひとつだけ。
エンディングに映画と関係の無い「トム・クルーズの奇行(Tom’s CouchとかGoing Apeとか呼ばれています)」がパロられています。
本人画像と見比べてみましたが、いやあ、完コピですね。素晴らしい(写真は上が最終絶叫計画4、下が本人)。
※動くトム・クルーズを観たい人はこちら↓
http://www.metacafe.com/watch/28295/tom_cruise_freaking_out_on_oprah/
★ご参考: