デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

あのね、君たち・・。 細菌列島

イメージ 1
三輪ひとみ嬢が出ている、あろうことか石野真子まで出ている。

それだけで十分じゃないですか(←自暴自棄)。

「細菌列島」(2009年/村上賢司監督)

タイトルだけ見ると「感染列島」のバッタモンみたいですが(いや、事実バッタモンなのですが)、大馬鹿映画です(←褒めてま・・せん!)。

祖国を棄て、フリーターとして日本で生きていく決意をした北の将軍様の御嫡子・月岡正一(須藤謙太郎←いい感じに金正男に似ている)。

ちょうどその頃、新潟で謎の疫病が発生。感染すると顔面が北の将軍様になって死んでしまうという致死率100%の殺人ウィルス!

何故か、死に際に「ふ、ふるしちょふ!」「ぴろしき!」「すたーりん!」など小学生レベルのロシア関連単語を叫ぶという“筋の通らない”症状も。

このウィルス蔓延が父の仕業と知った正男は、かつて恋人だった女医・いずみ(三輪ひとみ)とその息子を救うため新潟へ。

しかし、その背後には、公安(前田健。当然オカマ)とCIA(ジローラモ←イタリア人じゃねえか)の影が・・。

いやあ、書いていて実にアホらしい。竹中直人(北の将軍)も嶋大輔(北の密偵)も仕事選べ。

ブッチー武者(「オレたちひょうきん族」の神様ね)を出す(しかも神様の役で)神経ってのも大胆不敵と言うか・・。

ま、贅沢は言いません。三輪ひとみ石野真子が見れた・・満足です。はい(少なくとも「感染列島」よりは楽しめました)。

※参考:「ナンデスカコレハ? 感染列島」→2009年12月9日