デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

グランプ・・リ? ハードカバー/黒衣の使者

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90年のアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ・・。

まあ選んだ側にはそれ相応な理由があったのでしょうが、正直な感想は、

「嘘ぉ!」・・です。

ハードカバー/黒衣の使者」(1988年/ティボー・タカクス監督)

スティーブン・キングが童話に見える”ホラー小説「I,MADMAN」から抜け出したマッド・サイエンティスト(=本の作者)が古書店店員(ジェニー・ライト)を襲う・・。

お話の構造が完全にスーパー・ナチュラルなものなら「キャンディマン」+「マウス・オブ・マッドネス」、合理的な説明がつくジャーロなら「シャドー」+「悪魔のシスター(ってか「裏窓」)」になるのですが、この立ち位置がウルトラ中途半端。

幻想(妄想)かと思わせて実在。実在かと思わせて少し超自然。

終わってみれば「結局、なんだったんだ!?」という疑問しか残りません(あんな終わり方して、主役二人は事件の後始末どうするつもりなんだろう)。

キレのいい演出とか雰囲気映画という批評も見ますが、う~む・・。

監督さんはこの後何故か、鼠(キラー・ラッツ)、蚊(キラー・モスキート)、烏賊(クランケンフィールド)、蛇(メガスネーク)、蜘蛛(アイス・スパイダー)といったアニマル・パニックものか、竜巻(トルネード・ストーム)、地震(M8.5)、ブラックホール(地球吸引)、空中放電(壊滅暴風圏)といったディザスター・パニックものばかり撮っています。

1本も観ていません・・。

グランプリ受賞者のフィルモグラフィーとは思えませんが、ある意味潔いかも・・。