「卒業」(もしくは「小さな恋のメロディ」)「Lの世界」バージョン「チャーリーズ・エンジェル」仕様「スケバン刑事」風味?
「恋のミニスカウエポン」
(2004年/アンジェラ・ロビンソン監督)
スパイ適正を持った女子高生をヘッドハンティングして組織された政府の防衛機関D.E.B.S.。
史上初の満点をとった“ミス・パーフェクト”エイミー(サラ・フォスター)らが追っているのは“史上最悪の殺し屋”ルーシー(ジョーダナ・ブリュースター。写真上)。
彼女と戦って生き延びた者はいないと言われる伝説のヒットマンが、何とエイミーに一目惚れ(監督は「Lの世界」の人)。
ノンケのエイミーもいつしかルーシーの魅力に・・ってそんな映画だったんかい!
「シン・シティ」「DOA」でソード・アクトレスとしての地位を確保したデボン青木のアクション目当て(変?)だったのですが、セックス中毒のイモトアヤコみたいになっていて激しく肩透かし(よく見りゃ順番的にもこっちのが先だし)。
要するに、「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」のドリューとデミ・ムーアがデキちゃって、キャメロン、ルーシー大慌て、みたいな話なのね。
エイミーにフラれてヤケを起こしたルーシーが「オーストラリアを黒焦げにしてやる!」とスペクターの秘密兵器みたいな巨大熱線銃(?)を出してくるのが笑えます。
ジョーダナ・ブリュースターは「パラサイト」でデビューして、「テキサス・チェンソー・ビギニング」で主役を張った“こっち側”の人。
稀代の盗賊にして伝説の殺し屋、そしてキュートなレズビアンという「なんだよそれ?」なキャラクターを楽しげに演じています。
“いい歳こいた大人が真面目に観る映画ではない”という意見もありますが、好きです。
※参考:「パラサイト」→2008年9月30日
「テキサス・チェンソー・ビギニング」→2010年8月7日