デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【歌って踊って殺して食べて】2000人の狂人【飲んで殺してまた歌う】

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2007年の12月に曼荼羅畑を開設して1日1本×33ヵ月。

新譜・新刊やライブのレビューも混ぜ込んでおりますが、ほぼ大体1,000本のレビューを達成したのではないかと。

次なる1,000本を祈願して・・。

「2000人の狂人」
(1964年/ハーシェル・ゴードン・ルイス監督)


スプラッターの始祖”ハーシェル・ゴードン・ルイス曼荼羅畑初登場です。

ギターとバンジョーかき鳴らし“♪ひぃ~はぁ!”と盛大かつご陽気なテーマ曲。

南部の小さな町、ブリーザント・バレーは100年祭で大騒ぎ。

偶然(?)通りかかった3組のカップル(北部人)はゲストとして町を挙げての歓待を受けますが・・。

『100年祭…100年前…南北戦争終結した年だ!』

そう、ここは南北戦争時代、北軍によって皆殺しにされ、地図から消えた町だったのです。

日本だと源平合戦絡みで落ち武者復活、みたいなおどろおどろしい展開になりますが、ルイス爺さんは一味違う。

祭り、音楽、酒。みんなご陽気。歌って踊って殺して食べて。呑んで殺してまた歌う。


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祭りのアトラクションとして次々に殺されていく北部人。

アトラクションが終わった瞬間、なんとも言えぬ沈黙が流れるのがまた不気味。

もはや南部国旗って恐怖の象徴のひとつになってますね。

さて、1,000本レビューにお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。今後ともよしなに。



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