デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

見所は風吹ジュンの…。 蘇える金狼

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以前、「犯された白衣」のレビュー時に(コメ欄で)話題になったオートマチック・ピストルの手動排莢シーンを確認してみました。

※該当コメはジオログ➡Yahooブログ移行時に(移行対象外で)消失。

確かにやってますね。得物はサイレンサー付きウッズマン。

 

蘇える金狼
(1979年/村川透監督)


前年の「殺人遊戯」における“オートマチック・ピストルを全弾撃ち尽くした後にバレルスライドを繰り返して薬莢を排出する”という構造上あり得ない致命的操作ミスに対する反動からか、本作と「処刑遊戯」は拳銃操作が凝り凝りです。

コメ欄でご指摘のあったように消音効果を高める為の意図的な操作なのでしょう。

が、しかし、本作の真の見所は風吹ジュンの腋毛。これに尽きます。

ゴルフ打ちっぱなしと中華料理屋の2箇所で垣間見られる女体の深淵。

更に優作が風吹ジュンをバックから攻めながら朝食を摂る「性欲・食欲同時満喫シーン」(写真上)は本作のベスト・ビジュアルと言って良いでしょう。

で、風吹ジュンと並ぶもう一人のミューズが主題歌を歌っている前野曜子

ペドロ&カプリシャスの初代ボーカルとして一世を風靡しましたが、酒と男に溺れて脱退・出奔、引退、復帰。本作の9年後の88年に肝臓病で死去(しかもニュースになったのは2年半後の91年)。

♪生まれた事が間違いだと笑い、名前も告げず立ち去った。愛などいらない、明日を殺す人・・

命削っているやさぐれ感に溢れた名曲だと思います。

★ご参考