デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

食人監督版プレデター2? カニバル/世界最後の人喰い族

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少年や青年が、ある通過儀礼によって一人前の男になる・・男の成長ドラマというジャンルがありますが、これはその代表作。

但し、ここで言う「一人前の男」とは「一人前の人喰い族」の事ですが・・。

 

カニバル/世界最後の人喰い族[完全版]」
(1976年/ルッジェロ・デオダート監督)


ミンダナオのジャングルで、原住民に捕らえられた調査隊員ロバート(マッシモ・フォッシ)。

彼らは石器時代の生活を・・しているだけならまだ良かったのですが、“食人”の習慣まであったからさあ大変。

※注・・人間の調理法は現地のレシピを忠実に再現したそうです。

仲間は喰われた・・俺も喰われるのか・・こんな所で奴らの餌になってたまるか!

ロバートは衣服を剥ぎ取られ、腕時計壊され、ブリーフちぎられ、チ●コいぢられ、文明人の証をことごとく奪われて、ただのひとりの男になります。

フルチンになった男に怖いものなどありません。原住民の綺麗どころ(メ・メ・レイ)をさらって脱走&レイプ。身の回りの世話(主として道案内と食料調達)をさせながらジャングル逃避行。

そして迎えた食人戦士とのタイマン勝負。詳しくは書きませんが、ここからの展開は、正にプレデター2!

男が男の証を示した時、種族の枠を超えた畏敬の念が。

後に“食人監督”という素敵な称号を贈られるデオダート監督の「食人族」以前の食人映画(食人三部作第一弾)です。

ご家族揃って・・は観ない方がいいかな。

 

★ご参考