今まで幾多の“ドラゴン・リスペクト”シーンを観てまいりましたが、本作の「怒りの鉄拳」リスペクトは、その奇天烈さにおいて他の追随を許しません。
「ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル」
(2009年/辻本貴則監督)
近未来の無防備都市ヨコハマ。家族の復讐を果たしたミリー(水野美紀)は逆に追われる立場となり、日々是殺戮な阿修羅街道を一直線。
そんなミリーに自らの復讐の手助けを頼む少女ハル(長澤奈央)。
前作の44分を75分にブロー・アップ。キャラを増やしてドラマ部分を厚くしていますが、アクションの質が大幅アップしているので“薄まった”感は全くありません。
前作ラストで見せたハカイダー・ショット顔負けの必殺装置は封印(片腕サイボーグの刺客に破壊されてしまう)。
その代わりに新たな兵器(水野追加改造含む)が出るわ出るわ。
この必殺兵器の数々はここでは書きません。是非その目で見て、驚いて、笑ってください。
さて、昨日御紹介した前作「ハード・リベンジ、ミリー」と本作のDVDを国内で買うと、各3,990円で合計7,980円かかります。
ところが! これを輸入版で購入すると前作と本作が1枚のDVDに収まって1,427円!
何ゆえ低予算のアクション邦画DVDが、近所で買うと8,000円弱で、海の向こうから取り寄せると1,500円足らずになるのでしょう?
5分の一以下ですよ、お客さん(当然、輸入版購入)。
「世の中狂うちょるの!」(「県警対組織暴力」より 室田日出男の台詞)