チ○コ見られたくらいで…。 ダーレン次回作はノアの方舟
ダーレン・アロノフスキー監督の次回作が「Noah」になったそうです。
別に「レスラー」の流れで三沢光晴のドキュメントを撮るわけではありません。ノアはノアでも聖書のNoah、「ノアの方舟」です。
ノアの大洪水と言えば、ジョン・ヒューストン監督の「天地創造」(1966年)。あの時は大作の1エピソードでしたが、今回はピン。
メインはCGゴリゴリの方舟建造と大洪水シーンでしょうが、ピンともなれば、細かいエピの描きこみも必要になるでしょう。
となると気になるのは、洪水前後のあのエピ、このエピ。
いや、ノアっておっさん、なかなかに面白い人なのよ。
まず長寿。500歳で子作り。絶倫(母ちゃんは幾つだったんだろう)。
子供は3人。セム、ハム、ヤフェト。この頃、ヤハウェの代理人である天使ウリエルから方舟建造を指示されます。
(細かい話ですが、この時、地上に敬虔なユダヤ教徒ってノアの一家しかいなかったって事ですよね。すげー宗教だ)
方舟作るのに数十年から百年。つまり洪水の時、ノア推定600歳!
で、動物乗せて、洪水が40日荒れ狂って、全ての生き物が死に絶えて、船がアララット山に漂着して、鳩がオリーブの葉咥えて戻ってきて、めでたしめでたし(なのか?)というお話は皆さんご存知の通り。
船を降りたノアは葡萄を栽培。ワインも作ってぐーびぐび。気が大きくなったか全裸になって爆睡。
これを見つけた次男ハムが面白がって兄弟を呼び寄せると二人は父のチ○コ見ないように後ろ向きに近づいて、着物をかけ、父のプライド死守。
眠りから醒めて事の顛末を聞いたノアは、チ○コぶらぶらで寝ていた己の不覚を棚に上げて激怒、ハムに逆ギレ。
「カナンは呪われろ。奴隷の奴隷となって兄弟に仕えるがいい!」
カナンってのはハムの息子(つまりノアの孫)。おいおい、チ○コ見られたくらいで、そこまで言うか。しかもハム本人じゃなくて、目の中に入れても痛くない孫を呪うとは。
一体どんなチ○コしていたんだ、ノア?
さて、話を戻すと、地上の生き物はぜーんぶ洪水で死んでいるので、この世に人類はノアの一族だけ。つまり、現在の人間は全て彼らの末裔という事になります。
ハムの子孫はエジプト、アッシリアなどの民族の祖先となります。つまり、このエピは白人にとって、黒人奴隷制度を容認する極めて重要な根拠なのですね。
「ノアの方舟」、映画化するのであれば、是非、このエピをダーレン節満開で描き切って欲しいと思います。
まずはクリスチャン・ベイルにオファーが舞い込んでいるようですが・・。
※記事の詳細はここいらへん参照→http://screenrant.com/christian-bale-darren-aronofsky-noah-sandy-119544/