邦画初の本格スプラッターと呼ばれている「死霊の罠」の2年前、「悪魔の毒々モンスター」「ザ・フライ」の日本公開前年・・全てに先んじた異形のスプラッター・ポルノ。
「美女のはらわた」(1986年/ガイラ監督)
ヤクザに騙され、銀行の公金貢いだ挙句、海外に売り飛ばされた姉の行方を捜す妹。
ようやく、スケコマシヤクザの東に辿りつきましたが、拉致・監禁・陵辱の末、スペシャル・ドラッグ“エンジェル・レイン”を打たれて虫の息。
死に際に精神科クリニックの女医に事の仔細を打ち明け、飛び降り自殺。
義侠心にかられた女医は娘の仇をとろうとスケコマシヤクザに催眠暗示をかけ仲間を襲わせますが失敗。女医も拉致・監禁・陵辱の末、スペシャル・ドラッグ・・以下略。
で、何と、一足先にミンチにされたスケコマシヤクザのバラバラ死体と女医が融合、全身の皮膚が裏返った(「ザ・フライ」の実験失敗猿ね)毒々モンスターとして覚醒して復讐を開始…。
いやあ、訳分かりません(笑)。
凄いのは男女融合の阿修羅男爵モンスターなので、両性具有。生まれたてエイリアン・ペニスで姐さん串刺し、デッドリー・スポーン・ヴァギナで幹部顔面圧搾。
更に、普段は女医の姿に戻って、必要な時だけモンスターに変身できる便利仕様。
本作、国内未DVD化ですが、アメリカでは「THE ASIAN CULT CINEMA COLLECTION/ENTRAILS OF A BEAUTIFUL WOMAN」としてソフト化されています。
今回は輸入版を取り寄せて観賞。日本語音声で英語字幕が選択できるのですが、感心したのは、女医に騎乗位させてる時のヤクザの台詞「“の”の字“の”の字に腰を振れ」の英語字幕。
“Make A Question Mark With Your Pussy”
なるほど…。