デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

本家IN ROCK。何だよ、彼女たちのスモークなんちゃらって

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先日ご紹介した「KISSラシュモア山オブジェ」の写真を見ていたら、本家(?)Deep Purpleの「IN ROCK」を聴きたく、いや観たくなってしまいました。

69年-70年にかけてのPurpleの映像は少なく、スタジオ・ライブを断片的に収録した" Doing Their Thing"くらいしかありません。

永らくVHS廃盤、LD消失という状態が続いていましたが、今はPV中心の“Beat Club”とカップリングされたDVD(輸入版)が発売されています。タイトルは、

Deep Purple/Masters From The Vaults」

ただでさえぶつ切り編集の“Doing Their Thing”を“Beat Club”と入れ子にしているので滅多斬り感5割増し。しかし、当時の“リッチー・ブラックモアがいきなり何をしだすか分からない”ささくれ立った緊張感と勢いは十分に伝わって来ます。

収録曲は
1.Speed King ※
2.No No No
3.Child In Time ※
4.Highway Star
5.Wring that Neck ※
6.Hallelujah
7.Mandrake Root ※
の7曲で※が“Doing Their Thing”収録曲。

フル収録されているのは「Child In Time」1曲で残りはハイライト編集。

余談ですが、「後世に残したいハード・ロックを1曲だけ挙げろ」と言われたら、かなりの確率で「Child In Time」を推すと思います。

“Beat Club”では第二期デビュー・シングルの「Hallelujah」がいい感じ。

荘厳な出だしで1期の雰囲気を残しつつ、イアン・ギランの持ち味もアピール。モノクロ映像で味わい深い仕上がりになっています。

で、何故かおまけにイアン・ギランのソロライブ映像が。

イアン・ギラン・バンド時代の映像なら言う事無しですが、残念ながら再脱退後(本家はジョー・リン・ターナー在籍時)。

とは言え、リッチーとの確執から開放されたギランは実に楽しそうで、観ているこちらもリラックスできるステージ映像ではありました。

こちらの収録は、

1.Demon's Eye
2.When A Blind Man Cries
3.Lucille
4.Smoke On The Water

の4曲。やはり〆はこの曲ですね(この人、Black Sabbathにいた時もこれ演ってたからなあ)。

ところで今公開されている「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」(星田良子監督、神山由美子脚本)とかいう映画、ありゃ一体なんじゃらほい。

訳あり主婦がバンド結成してスモーク・オン・ザ・ウォーター?

未見の作品に文句垂れるのもどうかと思いますし、原作があって、漫画化されて舞台化されて映画化されている所を見るとそれなりの需要と面白さがあるのでしょう。

とりあえず、主役のおばさん4人の“ドヤ顔”写真だけ載っけておきます(主題歌はZARDだそうです…)。

リンダ リンダ リンダ」とかは全く抵抗が無いのになぁ(むしろ大好き)。

※参考:「サバ読み8年、女子高生。リンダ リンダ リンダ」→2008年8月7日