仏像をアクション・フィギュアにして可動させ、思うさま好きなポーズをとらせらる。
奈良の大仏を動かす気にはなりませんが、四天王、五大明王、十二神将なら話は別です。
武器を持ち、邪鬼を踏みしめ見得を切る歌舞伎役者にも似た絢爛豪華な佇まい。
静止の中に躍動を封じ込めたストップ・モーションの美学。
この静止の頚木を解き放った男がいます。
竹谷隆之。彼が企画・デザイン・原型製作・色彩まで指揮して完成させたオリジナル・ワールドが、「リボルテックタケヤ」です。
今年2月に多聞天、3月に広目天、そして4月に発売されるのが、
「阿修羅」(2012年4月1日発売/海洋堂・リボルテックタケヤ/写真上)
27個のリボルバー・ジョイントを搭載し、33箇所の可動を実現。もう全身動かしたい放題。
更に5月にはシリーズ最新作「増長天」(写真中央)が。
これで「持国天」が出れば、四天王はコンプリートです。さてその先は・・。
ここは一番、新薬師寺ベースの十二神将を作って欲しい、いや、作ってください!
全部は無理と言うのなら、せめて伐折羅大将(写真下)だけでも。
かつてカバヤ食品の「世界の神話シリーズ・仏教神話編」(全12種)を仕事そっちのけで集めた(毘沙門天がなかなか出なくてよぉ…)人間として、この企画は要チェックです。
あと出来れば、興福寺の阿修羅王像も…。