風が吹けば死体が転がる。 ファイナル・デッドブリッジ
飛行機大爆発、玉突きわっしょい、遊園地大絶叫、レース場阿鼻叫喚、と続いたファイナル・デスティネーション・シリーズ最新作。
今回の惨事は吊り橋大崩落。
辛くも難を逃れた男女8名。あとはいつもの通り。偉大なるマンネリズムに酔いしれましょう。
「ファイナル・デッドブリッジ」(2011年/スティーヴン・クエイル監督)
“風が吹けば死体が転がる”的伏線を山と散らして、こう来るか、ああ来るか…ぐわぁ、そう来たかぁ、という製作者との丁々発止。(先を)読むか、出し抜くか。
「1」「2」に出演、「3」は声だけ、「4」でフェイド・アウトしちゃった、ミスター・キャンディマン、トニー・トッドが今回華麗に復活(写真上)。
例によって、謎解きのヒントを与えるふりして話をドツボに誘導するウィスパー・デビル。
出てくるだけで、安心・怪しさ5割り増し(エアポート・シリーズにおけるジョージ・ケネディみたいなものか←違う)。
注目は、“人の命を奪って生きる”初の出し抜きキャラ、ピーターを演じたマイルズ・フィッシャー。
どう見てもトム・クルーズ(写真下。1枚は本人)。
自分でも意識しているようで、首の傾げ方とか笑い方とか絶対わざと似せています。
エンディングはちょっとしたサプライズ。
副題に「CIRCLE OF DEATH」とありましたが、ダブル・ミーニングだったんですね。
結果、続編のハードルを上げてしまったわけですが、知恵を絞って続きを考えてください。
※参考:「これぞ人体破壊博覧会。デッドコースター」→2008年6月26日
「事実は東スポより奇なり。ファイナル・デスティネーション」
→2009年6月14日
「赤青セロハンだと…。ファイナル・デッド・サーキット3D」
→2010年5月11日