デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

英国的サムライとは? SAMURAI映画15選

イメージ 1
昨日の「大菩薩峠」からの流れで時代劇関連ネタを。

毎度お馴染み、英国TOTAL FILMが、「サムライ映画15選」を発表しました。

トンデモランキングになるかと思いましたが、これがなかなかに正統派。

上から順番に全部並べてみますね。

七人の侍」「切腹」「用心棒」
子連れ狼/子を貸し腕貸しつかまつる」
「人情紙風船」「十三人の刺客(三池版)」
隠し剣 鬼の爪」「侍」
蜘蛛巣城」「上意討ち 拝領妻始末」
忠臣蔵」「御用金」「ゴースト・ドッグ
たそがれ清兵衛」「戦国自衛隊

どうですか、お客さん。

工藤栄一監督の作品が無いとか文句はありますが、五社も喜八も押さえているそれらしい15本ではないでしょうか。

時代劇ではなく、ちゃんとサムライ映画を選んでいる所がニクイじゃないですか(人情紙風船はちょっと微妙ですが…)。

ここからサムライに対する英国人の認識が見えてきます。

  1. 座頭市はサムライではない。
  2. 柳生一族はサムライではない。
  3. ベルリン忠臣蔵忠臣蔵ではない。
  4. 葉隠れを愛読している黒人はサムライである。
  5. 戦国自衛隊はサムライ映画である。

卓見です。流石はユナイテッド・キングダム・オブ・グレートブリテン・アンド・ノーザン・アイルランド

まあ、「ゴースト・ドッグ」と「戦国自衛隊」入れるんなら、「SFソード・キル」も混ぜてやってくれよ、と思わなくもないですが。

※細かい解説が読みたい人はこちら→http://www.totalfilm.com/features/15-greatest-samurai-movies

(今回は映画.COMより早かっただろう・・)