デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

世界一非効率的な凶器。 スプーン殺人鬼

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世界一非効率的な凶器。それはスプーン。

ある日、突然、謎の男に付け狙われる主人公ジャック。

DC版「エクソシスト」で瞬間挿入される悪魔(パズズ)のような白塗り顔+「スターウォーズ」の皇帝のようなコスチュームで現われた男の凶器はスプーン。

銀のスプーンを振りかざし、ぺし!ぺし! 一発一発のダメージは少ないものの100発200発となるとダメージも堆積。

ベッドで、本屋で、エジプトで、日本で、フランスで・・どこまで追いかけて来てスプーンでぺし!ぺし!

男の手首には謎の刺青(写真2枚目。何とカタカナで…)。

中華街のような所の怪しげな占い師(片目義眼で何故か血まみれ)にその写真と模写を見せて意味を尋ねると、

「ぎんのさじー! ぎんのさじー!」(誰なんだよ、お前)

ナイフで刺しても、拳銃で撃っても、機関銃掃射しても、ロケットランチャーを撃ち込んでも(どう考えても過剰防衛だが)、決して死なずに追撃を再開するスプーン男。

果たして、ジャックの運命は?

「The Horribly Slow Murderer with the Extremely Inefficient Weapon」(リチャード・ゲイル監督)

直訳すると“とんでもなく非効率な武器を持った恐怖のゆっくり殺人鬼”ってな感じでしょうか(通称「スプーン殺人鬼」)。

予告編の形をとった10分17秒の短編です。観てみたい人はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=9VDvgL58h_Y

で、この作品、何とシリーズ化(!)されておりまして…。大馬鹿野郎な続編の正体は…。