さて、問題です。
アメリカで一番飲まれているハードリカーは何でしょう?
バーボン?いえいえ。
答えはウォッカ。
アメリカで「マティーニ」を頼むと、ジンで造れと言わない限り大抵「ウォッカ・マティーニ」が出てくるそうです。
なぜ、ウォッカなのか。
ヒントは禁酒法。
長い長い禁酒法がようやく解かれ、さあ、♪酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞぉ!となりましたが、樽熟成に何年もかかるウィスキーなんぞありゃしません。
すぐ作り始めようにも、職人はエリオット・ネスが皆殺し(?)にしちまったからほとんどおりません。
手近にある穀物でちゃっちゃか糖化発酵蒸留できて、アルコール濃度が高く、樽熟成の手間のかからない酒と言えば・・・。
はい、ウォッカです。
因みに2位はラム、3位はペルノ、4位でようやくジョニー・ウォーカーが顔を出します(ちいっと古いデータなので今は顔ぶれが変っているかもしれません)。
エリオット・ネスと言えばやはり有名なのは、
「アンタッチャブル」
(1987年/ブライアン・デ・パルマ監督)
思いっきり戦艦ポチョムキンしている銃撃シーンが印象深いですが、カクテルにも「アンタッチャブル」という名前のお酒がございます。
基本レシピは、アメリカンウイスキー(20ml)、ホワイトラム(10ml)、カシス(10ml)、ブルーキュラソー(少々)、グレープフルーツジュース(20ml)をシェーカーに入れ、シェーク。
タイトル通り「アンタッチャブル」をイメージして作られたカクテルだそうですが、どうしてこのレシピがアンタッチャブルなのかは分かりません(笑)。